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この記事では、2PMのジュノくんの俳優としての面に焦点を当てて、出演したドラマをおすすめ順に熱く紹介していきます。
裏話もたくさん語りますから、ジュノくんファンだけでなく、韓流ドラマ好きの方にも、満足いただけるのではないかと思います。
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ジュノ(준호/JunHo/俊昊/イ・ジュノ/이준호/Lee JunHo)くんは、韓国のボーイズアイドルグループ2PM(투피엠)のメンバーです。
でも、アイドルとしてもとっても大人気ですが、俳優としても高い人気と評価を持っています。
そこで今回は、ジュノくんの俳優としての面に焦点を当てて、出演したドラマをおすすめ順に熱く紹介していきます。
ジュノくんの身長や家族、基本プロフィールはこちらで書いています。
ジュノくんに熱愛彼女疑惑があるの?交友関係も調べました。
ジュノくんの人気の秘訣は何なのか?筆者なりに考えてみました。
ジュノくんのSNSとチッケムについて語っています。
ジュノくんの経歴について書いた「ジュノくん年表」です。
ジュノくんの苦手なこと、好きなことはなに?について語っています。
ジュノくんの辛いことやこれからの夢、除隊後の変化やTMI(豆知識)を書きました。
ジュノくん出演の映画については、こちらで語っています。
ジュノ 2PMの韓国最新ドラマ情報のおすすめ順ランキング
ここからは、筆者の考えるジュノくん出演ドラマをおすすめ順に紹介していきます。
あくまで筆者の主観なので、作品の優劣をつけるものではありません。
あらかじめご了承くださいね。
1位 「袖先赤いクットン/赤い袖先」
(옷소매 붉은 끝동/The Red sleeve)
2021年11月12日~2022年1月1日、MBC
主演 イ・サン(이산) 役
人気脚本家でもあるカン・ミカン(강미강)さんの同名の小説が原作です。
ジュノくんが除隊後復帰作の最初にこのドラマを選んだのは、「台本がおもしろかった」から。
除隊前からいろんな台本を見ていて、その中に「赤い袖先」もあったんです。
ジュノくんは、うまく演じられたらおもしろい作品になると思って出演を決めました。
ジュノくんの役は、頑固で傲慢な完璧主義者の世孫イ・サン。
君主になるためにがんばる、自分にも他人にも厳しい人物です。
そして、女官ソン・ドクイム(성덕임)と恋に落ちて、一国の君主と愛に生きる一人の男との間で葛藤するのです。
ヒロインの女官ソン・ドクイムは、ベテラン女優のイ・セヨン(이세영/李世栄/Lee Se-yeong)さんが演じます。
世孫に見初められることよりも、소확행(ソファッケン/小確幸:小さいけれど確実な幸せ)を探して生きています。
そんな彼女のところに世孫イ・サンが現れて、物語が動き始めるのです。
もともと左利きのジュノくんは、このドラマのために、右でお箸を持つ練習もしたんです。
塗りのない日本の木の箸なら筆者も比較的易しいと思うのですが、韓国の金属や象牙のスッカラクだとかなり難しいですよね。
さらに、今回ジュノくんが演じる正祖イ・サンは、人気の高い実在の王さま。
ジュノくんはこれもけっこうなプレッシャーだと語ります。
でも、こういう人ではなかっただろうか?と考えることも楽しかったと言っています。
そして、自分の性格と似たところを見つけたので、楽に集中できたんです。
これはきっと、自分に厳しいところではないかと筆者は思います。
そして、民にとても慈悲深いところは、ジュノくんのファンへの愛の深さと同じですよね。
ジュノくんの世孫から王へ、王から終末準備への変化は、ジュノくんのノンバーバルな(ことば以外の)変化にも表れています。
歩き方や話しかた、その速さや、目つきなど表情の変わりかたや種類とか。
この、きめの細かいお芝居が、このドラマの完成度をさらに高めたんでしょうね。
それでも、ジュノくんは、ジュノくん流のイ・サンとともに、王の正服である袞竜袍にも注目してほしいと言っていました。
こういう歴史ドラマって、衣装や髪型、宝飾品やセットなんかも楽しみポイントのひとつですよね。
ジュノくんの期待するシーンは、「書庫での女官ソン・ドクイムとの出会い」。
オススメ視聴ポイントは、愛よりも国を優先しなくてはならない王の切なさを感じてほしいということでした。
このドラマは、「2022放送通信委員会放送大賞」で最優秀賞を受賞(祝)!!!
さらに、2021年 MBC演技大賞
「今年のドラマ賞」を授賞し、
ジュノくんは、ミニシリーズ部門最優秀賞(男性)、
イ・セヨンさんも、ミニシリーズ部門最優秀賞(女性)を受賞。
さらにふたりで、ベストカップル賞まで授賞したんです(祝)!!!
ジュノくんは、「この賞にふさわしい演技を、これからもっとお見せできるようにがんばる」と謙虚に語っていました。
でも、ジュノくんがもらって一番嬉しかったのは、ドラマ「キム課長」で共演したナムグン・ミン(남궁 민/南宮 珉/Namgung Min)さんからの、
「お前、今回あまりにも上手だったんじゃないか」との称賛の言葉。
ナムグン・ミンさんは、同じ時にドラマ「黒い太陽」でテレビ部門最優秀賞を授賞しています。
そんな先輩俳優さんからのお褒めのことばは、嬉しくないはずないですよね。
さらにジュノくんは、2022年5月6日には、「第58回百想(ペクサン)芸術大賞」で、TikTok人気賞と最優秀演技賞をダブル受賞(祝)!!!
そして、最終回の視聴率は17.4%(祝)!!!
瞬間最高視聴率は19.4%(祝)(祝)!!!
こちらの方もすばらしい成績を残しました(祝)(祝)!!!
ジュノくんが心が痛かったシーンは、15話でドクイムがサンの袖を握るところ。
それから、最終回でドクイムと再会するところ。
ちゃんと覚えなくてはいけないのに、涙が出るので、台本が見られなかったと語っていました。
う~ん、このジュノくんの感性、ステキですねー。
このドラマは、日本では、2022年4月16日からCSチャンネルKNTVで放送されました。
2位 「自白」
(자백/Confession)
2019年3月23日~5月12日、tvN
主演 チェ・ドヒョン(최도현) 役
ジュノくん初の法廷捜査モノです。
一事不再理の原則(判決が確定した事件について再審しない原則)の裏にある真実を負う物語です。
ジュノくんの役は、弁護士のチェ・ドヒョン。
おお、弁護士の役は、「記憶」でもやっているから2回目ですね。
ジュノくん演じるドヒョンは、心臓疾患のため幼少期は病院で過ごし、心臓移植で元気になってからは父親が殺人罪で死刑囚となる大変な人生を歩んでいます。
そして、事件を再調査するために法曹界に入るのです。
共演には、キ・チュンホ(기춘호)役のユ・ジェミョン(유재명)さんがいます。
台本を受け取ったジュノくんは、「難しそう」と思ったと同時に「これを完璧にやり遂げられたらどうだろう」と期待感を持ったと言います。
ジュノくんは、役作りのために今回も5kgも減量して撮影に臨みました。
体が弱いチェ・ドヒョンを視覚的にも表そうとしたのです。
そして、キム・チョルギュ(김철규)監督からの指示に宿題のように取り組んでいると言っていました。
その努力は、台本にもなかった涙がこみ上げた場面や、「信頼して見られる俳優」と言われるようになったことで報われたと筆者は思います。
このドラマは、9月23日からMnetで日本初放送されました。
3位 「キム課長とソ理事〜Bravo! Your Life〜」
(김과장/Good Manager/Chief Kim)
2017年1月25日~3月30日 KBS2
ソ・ユル(서율) 役
これは、オフィスコメディドラマです。
キム・ソンニョンが、会社のお金をピンハネしようと大企業の経理課長になったものの、意に反して人助けをしてしまい、「聖人」扱いされるようになって……。
ジュノくんが演じるのは、エリートで冷徹な検事出身の理事。
初の”悪役”でもあったのですが、ジュノくんの解釈は、「ただ強い人間」。
弱者にも強者にも「強く」て、信念を絶対に曲げないんです。
普段のジュノくんからは想像できないクールっぷりなんですが、もちろん監督もスタッフもこのキャスティングは想像外だったようです。
キャスティングディレクターからジュノくんの提案があってから、これは良いということになったんだとか。
このキャスティングディレクターさんは、すばらしい先見の明をお持ちなんですねー。
ジュノくんは、このキャラクターのため「3無生活」をしました。
「一日一食を続けていて、寂しさを最大化するために1人で暮らしている」と話していました。
続いて、「人との接触を禁止しているが、人に会ってなかったせいか、性格がおかしくなった」と付け加えた。
さらに、移動中に寝ないという課題も課していて、死ぬかと思ったと言っていました。
このドラマの初放送の日は、実はジュノくんの誕生日でもあったんです。
それで、運命のようなものを感じるとも話していました。
この誕生日のVLIVEで、ジュノくんは、アゴのラインがシャープになったのと、コンサートの準備のために、それまで続けていた一日一食をやめようと思うと話していましたね。
この日、スーツを着ていたジュノくんは、もうすっかり敏腕検事さんでしたー。
そんな節制をしてがんばったジュノくんですが、このドラマではモッパン(食事シーン)が多かったんです。
それで、「モクソ/먹소(食いしん坊/먹보/モクポ+ソシオパス/소시오 패스)」と呼ばれるようにもなりました。
でもジュノくんはさすがプロです。
この修飾語によってキャラクターがしっかりしたと喜ぶと同時に、このソ・ユルのガツガツした食べ方で、彼の大胆な性格を表現できると読んでいたんですよ。
それでも、放送を見たときには、アゴをたくさん動かす自分の食べ方に驚いて、普段の食べ方を変えたそうですけどね(笑)。
このドラマは、放送開始時は6~7%と決して高くない視聴率でしたが、回を重ねるに連れて上がってきたんです。
中盤から後半は20%程度になることも珍しくないほどの高評価番組でした。
ジュノくんはこのドラマで、
2017年第31回KBS演技大賞の優秀演技賞(中編ドラマ部門)と、
ナムグン・ミンさんと一緒に、第31回KBS演技大賞のベストカップル賞を授賞したんです(祝)。
そうなんです!!
男性同士の「ベストカップル賞」は珍しいですよね(笑)。
ジュノくんは、男性俳優のナムグン・ミン(남궁민)さんとはすっかり仲良くなって、5~6回もキスしたんです(!!??)。
ジュノくんは、満34歳でナムグン・ミンさんは、満46歳。
12歳近く年齢差があったのですが、ナムグン・ミンさんが童顔なのでそんな感じもしなかったと言っていました。
2017年5月11日放送のKBS 2TV「ハッピートゥゲザー3」に出演したナムグン・ミンさんによると、実はこのキスシーンは、ナムグン・ミンさんの発案だったそうです。
自分をいじめる人物にどうやっていじめ返したらいいのか考えて、男にキスされたら恥辱を感じるはずだと思って監督に提案したそうです。
ジュノくんは、このキスのしっとりした感触に対して、悪口が自然に出てきてしまったと言います。
ジュノくんの感情の引き金にもなったなんて、さすがはベテランのナムグン・ミンさんですね。
ちなみにこのキスシーンでは最高視聴率を記録したそうですよ。
ナムグン・ミンさんの演出は、視聴率にも効果的だったんですね(笑)(笑)。
このドラマは、日本でも、2017年4月からCS衛星劇場で放送されました。
4位 「油っこいロマンス」
(기름진 멜로/Wok of Love)
2018年5月7日~7月17日、SBS
主演 ソ・プン(서풍) 役
これは、ロマンチック・コメディ作品。
ジュノくんの過去の作品を見たパク・ソンホ監督がこの作品にキャスティングしたんです。
アイドルというのが信じられないほど演技が安定していて感情が誠実かつ豊かだ、と。
それで一緒にやってみたいと思ったと言います。
今回のジュノくんは中華料理のスーシェフ(副料理長)です。
韓国一の中華料理店のスターシェフだったのですが、追い出されて、街の中華料理店の厨房長になるんです。
そこに、チョン・リョウォン(정려원/鄭麗媛/Jung Ryeo Won)さん演じる財閥の娘タン・セウ(단새우)が来て、ジャージャー麺を食べて彼女の人生が変わります。
ヤクザ出身の闇金業者ドゥ・チルソン(두칠성)役はチャン・ヒョク(張 赫/장 혁/Jang Hyuk)さん。
ジュノくんはこのドラマでシェフの役を演じるために、ちゃぁぁんと料理修行もしたんですよ。
忙しいスケジュールの合間を縫って授業を受けたり、名人に会って彼の厨房で練習させてもらったりしたんです。
自分でもこんなに上手く包丁が使えるようになるとは思わなかったと感心していました(笑)。
そして、お料理の先生からプレゼントされた中華鍋とお玉をいつも持ち歩いて、豆やお米を入れて返す練習をしていました。
ああー、Miss A出身のスジさんが刀をどこにでも持ち歩いていたのと同じですねー(←違う??)。
それでも、ちょっとしたケガや火傷はあったそうです。
撮影中に油が飛んだこともあって、でも演技の流れを止めたくなかったので、ガマンして撮影することもけっこう多かったんです。
それでも、2018年5月4日にメインキャスト3人で行った「V LIVE」では、食堂を始めるよりも美味しい料理を食べたいとしか思わないと言っていました。
料理に熱意があるのは、ソ・プンであって、ジュノくんじゃないってことなんですね。
ちなみに、創作料理をするソ・プンのために、裏方では料理の先生方が知恵と工夫と汗をしぼって作っていたんです。
それはこの世で初めて作られた料理。
なのでジュノくんもそんな発明料理をたくさん食べたと言っていました。
そして、中華料理のシェフのかっこよさと大変さにも気づいたんです。
さらに、ときめきを表現するために、ジュノくんは相手役のチョン・リョウォンさんとは目で話せるほど集中したと言います。
その結果、目だけで通じあえるようになったとも(驚)!!!
ジュノくんが実際にドキドキしたシーンは、ソ・プンの告白を何度も何度も頭で思い描くタン・セウのシーン。
実際に言ったシーンではなかったんですが、想像するたびにかわいい反応があって、本当に楽しかったと言っていました。
このドラマは、日本でも2018年8月25日からKNTVで放送されました(祝)!!!
5位 「記憶〜愛する人へ〜」 キスシーンも!?
(기억/Memory)
2016年3月18日~5月7日、(tvN)
チョン・ジン(정진) 役
ジュノくんの初弁護士作品です。
カメオではないドラマ初出演作品でもあります。
イ・ソンミン(이성민)さん演じる法律事務所の弁護士パク・テソク(박태석)は、勝つために手段を選ばないので、ジュノくん演じる若手弁護士チョン・ジンと衝突していました。
でも、そんなパク・テソクはある日アルツハイマー病を宣告されます。
このドラマは、テソクが、残りの人生をかけて過去の事件の真相や大切な人たちとの愛を取り戻そうとする物語なんです。
主演のイ・ソンミンさんは、「百想芸術大賞 テレビ部門 男性最優秀演技賞」を受賞するほどの名優さんです。
そんな人の助演に選ばれるなんて、ジュノくんの才能が光っている証ですね。
ジュノくんがこの作品を選んだのは、ドラマ展開がスピーディでおもしろかったから。
台本から目が離せなかったし、早く先を読みたいという期待感が大きかったからなんです。
そして、やっぱり現場の先輩方の演技には感嘆していたと言っていました。
大先輩のイ・ソンミンさんは、ジュノくんとユン・ソヒ(윤소희)さんとの撮影までモニタリングしてくれたんですよ。
さらに、「Some(男女が付き合う前の段階)に乗る方法」まで教えてくれました。
すばらしい先輩ですね。
ナント、このドラマと同じく2016年3月18日から同じ時間帯に放送開始されるJTBC「僕は彼女に絶対服従~カッとナム・ジョンギ~」というドラマには、2PMメンバーのチャンソン(황 찬성/黄 燦成/Chansung)くんが出演しています。
うわぉ!!
同じメンバーが同じ時間帯に違うドラマに出演することになったんですね。
そういえば、少女時代のユナさんとユリさんにも同じことがありましたね。
一緒にがんばろうって励ましあったんですよ。
このドラマでは、ユン・ソヒさんとのキスシーンもあるんですよ。
ちなみに、このドラマは中井貴一さん主演で日本版リメイクがあるんですが、この日本版にジュノくんはカメオ出演しています。
イ・ソンミンさんも、第1話と第4話にカメオ出演しています。
6位 「ただ愛する仲」 病気の役も
(그냥 사랑하는 사이/Just Between Lovers)
2017年12月11日~2018年1月30日、JTBC
主演 イ・ガンドゥ(이강두/Lee Kang-doo) 役
ジュノくんも、「二十歳」で主役のひとりでしたが、単独主役という意味では、今回が初主役です。
テロップの一番最初に流れる人になったんですよ(祝)‼
ヒロインのハ・ムンス(하문수/Ha Moon-soo)には新人ウォン・ジナ(원진아/Won Jin-ah)さんがなりました。
ドラマ初出演で主演です。
120倍の競争を勝ち抜いてこのヒロインの座を射止めました。
このドラマに出演が公開された時点てもう、「鋼鉄の雨」、「密偵」や映画「金」への出演が決まっているなど、この時点で活躍が期待されている女優さんです。
ジュノくん演じるガンドゥは、サッカー選手を目指していたのですが、突然の事故でケガをし、父も亡くしてしまいます。
コネも学力も技能もなかったので路地裏でただ耐える毎日を過ごすことになります。
一方、ハ・ムンスは、事故で弟を亡くし、自分だけ生き残った罪悪感と責任感に押しつぶされそうになっている建物模型モデラーです。
心の傷を隠して笑って母の世話をしているムンスは、ガンドゥと出会って、押し込めていた感情に気づき始めるのです。
このガンドゥ役はジュノくんにとっても、とってもたいへんな取り組みだったようです。
まず、足に痛みがあって、幻聴と幻覚もある、そんな経験がなかったんです。
だから、どんな心でこのキャラクターを表現すれば良いかわかりませんでした。
間違った表現をしてそんな傷を抱えた方たちのご迷惑にもなりたくないし、視聴者たちがガンドゥを見ながら心が慰められる気分になってほしいと思いました。
それで、一人でいるときはなるべく自分を閉じ込めて厳しくして、疲れ切っていることを表していったと語っています。
とにかく、自分自身を苦しめることで役に入っていったんです。
ジュノくんはこのイ・ガンドゥの役作りのために、ロケ地の釜山にワンルームマンションを借りて暮らしました。
自炊して、カーテンを締め切って、窓も開けずに光も風も入らない環境で、音楽も聴かず、スタンディングサンドバックを叩いて過ごしたんです。
狭い部屋がさらに狭くなりました。
(もちろん部屋の床にはバブルラップを敷いて近隣への配慮もしていましたよ)。
でも、ストレス解消のために食べることもできなかったので、このサンドバックを叩くしかなかったんです。
自分を気分よくするものを極力なくすことで、つらい状況に追い込んで演技に臨んだんです。
そうして、ガンドゥの痛みを自分自身でも抱えるようにしたんです。
さらに、監督さんは、ジュノくんの躍動的な面にも蓋をしてしまったんです。
ガンドゥは疲れていて感情の起伏があまりないし、無表情なんです。
でも、その中にいろんな表情を出さないといけないと。
そうして”耐えろ”って言われたんです。
きっとこの”耐える”ことが、痛みに耐えて生きるガンドゥの表現につながっていったのではないかと筆者は思いました。
ラブシーンも、これまでのジュノくんの役者人生で一番たくさんあったんですが、5ヶ月のロケの間ずっとガンドゥとして生きていたので、不自然な気持ちにはならなかったと語っています。
だから、ジュノくんだったら恥ずかしくて言えないセリフ、たとえば「僕に愛されるために生まれたんだろう?」なんてことも、ガンドゥだから言えたんです。
さらに、大先輩俳優のナ・ムニ(나문희/Na Moon-hee)さんとの共演で学んだことも多かったんです。
ナ・ムニさんは、ガンドゥの仲良しのおばあさん(정숙희/Jeong Sook-hee)役。
「他の人には気を遣わず、あなたの思う通りに生きなさい」と言ってくれるシーンでは、ジュノくんは、ナ・ムニさんの顔を見ただけで涙がこみ上げてきました。
眼差しだけで共演者の心も動かす芝居にジュノくんも感銘を受けていました。
そして、役者としてのマナーや気遣いのしかた、たくさん練習するところなど、ジュノくんはナ・ムニさんから多くを学んだと言っています。
ジュノくんは、そのナ・ムニさんから「君は正直で上手い」とお褒めの言葉まで頂いているんです(祝)!!!
でもやっぱり大変な思いもしました。
2021年11月3日放送のMBC「ラジオスター」明日は国民俳優」特集で語っていたんですが、余命宣告されたイ・ガンドゥに感情移入しすぎて、7kgも痩せたと言っていました。
加えて、ストレスで鼻毛に白いものが混じった、とも(!!??)。
2018年1月9日に行われたこのドラマの記者懇談会でジュノくんは、自分の目が小さくて眼差しでの演技がしにくいと言っていました。
大丈夫、もう今のジュノくんは、そんな小さいところではなくって、全身のオーラで演じているように思っているのは、筆者だけではないはずですよ。
ジュノくんいわく、穏やかに流れるドラマなのに時間がすぐに経ってしまう、こんなドラマは初めてだったと言っていました。
そして、イ・ガンドゥ役を演じることも嬉しかったけれど、このドラマの登場人物に会えたのが嬉しかったと。
それで、このドラマのことを、
「人生を見せているドラマ」、
「穏やかだけれど、私たちの心を導いてくれるドラマ」
だと語っていました。
ジュノくんの解釈するイ・ガンドゥは、優しいというよりも真っすぐな人間。
だけど事故によって暗くなっていき、未来のことを考えられなくなっていくんです。
ジュノくんは、自分自身がこのイ・ガンドゥと似ているところがあるのかわからないと言っていました。
このドラマでジュノくんが印象に残っているのは、ムンスと初めて会うシーン。
雨の中殴られて倒れていて、風も強くて寒かったんです。
深刻で大事なセリフを言わなくてはならなかったし、涙も流していたのに、強風で前髪が吹き飛ばされたので、爆笑シーンになってしまったと笑っていました。
一番好きなシーンは、ムンスと灯台で初めてキスした翌朝、ムンスがガンドゥの手を握ったそのときに、ちょうど朝日が昇ったんです。
おかげでとってもきれいなシーンになったし、あまりにも絶妙なタイミングだったのでみんな驚きました。
一番好きなセリフは、ナ・ムニさん演じるおばあさんの「思いっきり幸せになれ」。
ジュノくんは、平凡な生活も送ることができない人々、過去にとらわれてしまい未来を見ることができず、現在を生きることだけでも忙しい、そんな人たちが聞いて癒やされてほしいセリフだと感じました。
ジュノくんはこの作品に出演して、「小さな幸せ」が大切なことを再認識したと語っていました。
個人的に気になったシーンは、
3位 車椅子の女性ワンジンをタクシーに乗せるシーン。
車に乗せたのはいいけど、その後トランクに入れようとした車椅子が大きすぎて入らなかったので、入れるふりだけして路上に置き去りにしたところ。
2位 船のシーン
1日1食で生活しているときで、船酔いをして、寒波が来ていてすごく寒かったんです。
耳なんか真っ赤で、感覚もなかったんです。
それなのにこのふたりは屋外でばかりデートする(笑)。
ジュノくんもついに監督さんに「このふたりは喫茶店とか行かないんですか?」って聞いたんですって(笑)。
1位 建築現場の事務所でケンカになってセメント袋をまき散らすシーン。
きちんとリハーサルして、動きも合わせてセメント袋をぶちまけたら、なんとスタッフとコミュニケーションがうまくいっていなくって、”カメラが回っていなかった”(涙)んです。
役者もその場もセメントまみれになったので、翌日撮り直しになったんです。
まあ、そのときは一発OKだったんですけどね(笑)。
このドラマでは、ジュノくんがOSTも歌っています。
Part. 6の「어떤 말이 필요하니(どんな言葉が要るの/True Love)」。
このドラマも、2018年3月22日からCS衛星劇場で放送されましたーっ(祝)!!!
2018年8月11日には、横浜で、「ジュノ(2PM) inドラマ「ただ愛する仲」SPECIAL EVENT」も開催されました。
「俳優ジュノです」という挨拶に恥ずかしがるジュノくんがかわいかったです。
7位 「むやみに切なく」
(Uncontrollably cold/함부로 애틋하게)
2016年7月6日~2016年9月8日、 KBS2
トップスター役でカメオ出演
2016年7月14日、KBS 2TV水木ドラマ「むやみに切なく」のエピソード4にカメオ出演しています。
ジュノくんの役は、女優のイ・ユビさんと一緒に、真夜中にこっそりとデートするトップスターカップル。
映画「二十歳」で共演したキム・ウビン(김 우빈/Kim Woo-Bin)くんからのリクエストで実現しました。
そういえば、主演のペ・スジさんとジュノくんは、同じ事務所JYPエンターテイメント所属なので、そんなご縁もあったんでしょうね。
未放送 「キング・ザ・ランド」
2022年
主演 ク・ウォン 役
おおおー、今回は同じ演技ドルの少女時代のユナさんとの共演です。
ユナさんとは、一緒に2021年12月31日、「2021 MBC歌謡大祭典」のMCを務めて、「Señorita」のスペシャルステージも披露してます。
もうすでに息はピッタリの安心コンビですね。
ジュノくんの役は、偽りの笑顔にへきえきしている財閥後継者のク・ウォン。
ユナさんはいつも笑顔でいなくてはならないキングホテルの従業員チョン・サランです。
ユナさんのホテル従業員と言って思い出すのは、映画「EXIT イグジット(엑시트)」。
こちらも名作でしたね。
ユナさんの映画やドラマなど、俳優としての活躍についてはこちらで語っています。
実は、このドラマの前に出演していた「赤い袖先」以降、ジュノくんが受け取った台本は100冊もあったんです。
その中から厳選されたこの作品、未公開ですが、もう期待しないのが無理ですよね(笑)。
未確認 「スタイル」
(스타일)
2009年8月1日~9月20日、SBS
カメオ出演
ファッション業界を舞台にした男女4人のラブストーリーです。
ジュノくんがどんな役をしたのか??筆者もがんばって調べたのですが、わかりませんでした……(涙)。
******* おわりに
2PMのジュノくんの俳優としての面に焦点を当てて、
出演したドラマをおすすめ順に熱く紹介させていただきました。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
自分自身を「絶対に怠けることができない人間」というジュノくん。
2015年3月13日のOSENとのインタビューで、ジャンルを問わずたくさんの作品に出演し、たくさんのキャラクターを演じたいと語っていたジュノくん。
映画に迷惑をかけないように早く成長しなくてはならないと思うとも言っていました。
いやもう筆者から見るとジュノくんの成長っぷりには目を見張るものがありますよね。
これからの活躍がますます楽しみです♡。
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